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山王祭 さんのうまつり

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

山王祭
さんのうまつり

東京都千代田区永田町に鎮座する日枝神社例祭。文明10(1478)年に太田道灌が川越の山王宮を現在地勧請した日といわれる 6月15日の例祭奉幣を中心として,6月6~17日にかけて行なわれる。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

山王祭

江戸時代から続く日枝神社(千代田区永田町)の祭礼で、江戸三大祭の一つ。江戸時代には、江戸城の中にみこしが入ることが許され、徳川将軍も上覧したといい、神田祭とともに「天下祭」ともいわれる。今年は2年に一度の本祭。日枝神社を出発したみこしや山車は、靖国神社、皇居前を通り、日本橋から銀座の中央通りなどを巡る。豪華な王朝装束に身を包んだ総勢500人が300メートルの列を作る。

(2014-06-11 朝日新聞 朝刊 東京西部 1地方)

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デジタル大辞泉の解説

さんのう‐まつり〔サンワウ‐〕【山王祭】

滋賀県大津市の日吉(ひよし)大社の例祭。山王権現の使者が猿であるとの信仰から、毎年陰暦4月の申(さる)の日に行われた。現在は4月14日。日吉祭。 春》
東京都千代田区にある日枝(ひえ)神社の例祭。毎年6月15日に行われる江戸二大祭りの一つで、神田祭とともに天下祭りといわれる。 夏》深川祭

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百科事典マイペディアの解説

山王祭【さんのうまつり】

山王権現の祭。(1)滋賀県の日吉(ひえ)大社の例祭。古来,日吉祭と呼ばれ著名。昔は4月中申(さる)の日,現在は4月14日。12日夜の午(うま)の神事,13日宵宮(よいみや)落の勇壮な神輿(みこし)振り,14日天台座主の五色の奉幣と続き,同日午後唐崎湖上へ7基の神輿が渡御。

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世界大百科事典 第2版の解説

さんのうまつり【山王祭】

東京都千代田区にある日枝(ひえ)神社の祭礼。狭義にはとくにその神幸祭をいう。日枝神社は,文明年間(1469‐87)に江戸城の地に勧請されたが,のち現在地に移ったものである。山王祭は,江戸時代には天下祭,御用祭とも別称され,神幸行列は江戸城内に練り込み,将軍の上覧に供したという。祭列には多数の山車(だし)が出,お囃子,踊り,練物,曳物などが加わって豪華な祭りであった。1681年(天和1)以後,神田明神神田祭と隔年で行うことになった。

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大辞林 第三版の解説

さんのうまつり【山王祭】

山王権現の例祭。
滋賀県大津市坂本の日吉ひえ大社の例祭。4月14日(古くは陰暦4月中の申の日)を中心に行われる。日吉祭。 [季] 春。
東京都千代田区永田町にある日枝神社の例祭。6月15日を中心に行われる。日本三大夏祭の一。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

山王祭
さんのうまつり

東京都千代田区永田町に鎮座する日枝(ひえ)神社の祭礼をいう。近江(おうみ)(滋賀県大津市坂本)の日吉(ひえ)大社を勧請(かんじょう)した多くの神社は一般に日吉ないし日枝と称するが、中世から近世まで日吉山王社とか山王権現(ごんげん)とも称されたので、その祭礼も山王祭とよばれた。もと江戸城内紅葉山(もみじやま)に鎮座していたため、家康以来徳川将軍家代々の産土神(うぶすながみ)とされ、また江戸城下町西半部の総鎮守(ちんじゅ)でもあった。同じくその東半部の総鎮守、神田(かんだ)明神(現、神田神社)の神田祭とともに将軍上覧の栄誉を誇って御用祭、天下祭とも称した。祭日は6月15日で、3基の本社神輿(みこし)が茅場町(かやばちょう)の御旅所(おたびしょ)へ神幸する形式だが、もとこれに供奉(ぐぶ)して江戸末期には60基を超えた山車(だし)・練物(ねりもの)も、たび重なる震災・戦災でほぼ消失し、現在では多数の町神輿主体の祭礼に変化している。なお1615年(元和1)以来、本祭を神田祭と隔年交代で執行し、神幸を出さぬ年の祭りを陰祭(かげまつり)という。[薗田 稔]

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世界大百科事典内の山王祭の言及

【日枝神社】より

…旧官幣大社。例祭は6月15日で,江戸時代より中心地の名社の祭礼として,山王祭,御用祭,天下祭などとよばれ,神田祭,浅草三社祭とともに,江戸三大祭の一つとされる。【鎌田 純一】。…

【日吉祭】より

…滋賀県大津市坂本に鎮座する日吉(ひよし)大社で,4月14日を中心に行う祭り。山王祭ともいった。元来,中心の祭りを4月中申日に行うのが例であったので申(さる)祭の名でも呼ばれた。…

【日吉大社】より

… 日吉社の祭りはもと山の神をむかえて豊作を祈るもので,4月12,13日(旧暦4月の中の午(うま)と未(ひつじ)の日)の祭りは古式をとどめ,また明治以前は4月8日の花まつりには比叡山の女人結界が開放され,結界内の花摘堂に花を供えに女性たちが参拝したと伝え,山の神をむかえる儀式が形を変えて残ったものとされる。4月14日(申(さる)の日)の大宮の祭りは山王七社の神事で,七社の神輿が湖上に出て唐崎の沖で〈粟津の御供〉をうける儀式で,10世紀末には山王祭の主要な祭祀となった。 神々は国家の手厚い保護をうけ,《延喜式》には名神大社に列し,大比叡神は正一位,小比叡神は従四位上の位階をうけ,二十二社にも加えられた。…

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