言い抜く(読み)いいぬく

精選版 日本国語大辞典 「言い抜く」の意味・読み・例文・類語

いい‐ぬ・くいひ‥【言抜】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 カ行四段活用 〙
    1. いいとおす(言通)
      1. [初出の実例]「唐の書に此やう深切に君臣の大義をいひぬいた書はないぞ」(出典:拘幽操辨(1686))
    2. 隠し事や秘密を言葉にして明るみに出す。
      1. [初出の実例]「職業上の秘密を、こうもぬけぬけと言い抜かれたのではたまったものではない」(出典:方丈記私記(1970‐71)〈堀田善衛〉六)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙いいぬける(言抜)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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