デジタル大辞泉 「言わす」の意味・読み・例文・類語 いわ・す〔いはす〕【言わす】 [動サ五]1 言うように仕向ける。しゃべらせる。「そこまで私に―・すのか」2 言うことを許す。自由に話させる。「一言だけ―・してほしい」3 音を立てる。「椅子をがたがた―・す」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「言わす」の意味・読み・例文・類語 いわ・すいはす【言】 [ 1 ] 〘 他動詞 サ行五(四) 〙① 言い負かす。[初出の実例]「自然かれら又うらみ候へは、我等か家もつよくてつよからす候。いわされてなさけなくめされ、御あつかいあるましく候」(出典:小早川家文書‐(年未詳)(室町)一〇月二日・小早川弘景置文写)② 口に出すようにしむける。言うようにしむける。口をきかせる。いわせる。[初出の実例]「此の書いた物に物言はしたら、此方(こなた)の好からう程に」(出典:歌舞伎・仏母摩耶山開帳(1693)一)③ 制止しないで、言うままにさせる。自由に話させる。いわせる。[初出の実例]「つかはないとはいはさぬいはさぬ、是を見ろ」(出典:歌舞伎・傾城金秤目(1792)三番目)④ 音を立てるようにする。いわせる。[初出の実例]「老人は〈略〉筮竹(ぜいちく)をがちゃがちゃいはして見たり」(出典:女難(1903)〈国木田独歩〉三)[ 2 ] 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙 ⇒いわせる(言) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例