精選版 日本国語大辞典 「言置」の意味・読み・例文・類語
いい‐おき いひ‥【言置】
〘名〙
※右京大夫集(13C前)「母なる人の、さまかへてうせにしが、ことに心ざし深くて、人にもいひおきなどせられし」
いい‐お・く いひ‥【言置】
〘他カ五(四)〙 言い残しておく。立ち去って行く時などに、話しておく。
※竹取(9C末‐10C初)「物ひとこといひをくべき事有りけり」
※源氏(1001‐14頃)明石「退きて咎(とが)なしとこそ、昔さかしき人も、いひおきけれ」
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