訪問診療(読み)ホウモンシンリョウ

デジタル大辞泉 「訪問診療」の意味・読み・例文・類語

ほうもん‐しんりょう〔ハウモンシンレウ〕【訪問診療】

在宅で療養していて通院が困難な患者対象に、医師が定期的に訪問して診療を行うこと。→往診

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「訪問診療」の意味・わかりやすい解説

訪問診療
ほうもんしんりょう

通院が困難な患者を対象に、病状に応じて医師が立てた診療計画に基づき、同意のもとに定期的に患者の家を訪問して行う診療。患者や家族の要請を受けて患者の居宅に出向き、診療を行う場合は往診とよび、保険診療報酬上で区別される。訪問診療には、月に2回を基本とする在宅患者訪問診療料のほかに、医学管理や投薬などに対して在宅時医学総合管理料などが診療報酬として支払われる。介護保険からは、行われた居宅療養管理指導や訪問サービスなどの居宅サービスに対して報酬が給付される。

[編集部 2016年7月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android