訴ゆ(読み)うったゆ

精選版 日本国語大辞典 「訴ゆ」の意味・読み・例文・類語

うった・ゆ【訴】

  1. 〘 他動詞 ヤ行下二段活用 〙 ( 「うったふ(ハ下二)」から転じて、室町ごろから用いられた語。多くの場合、終止形は「うったゆる」の形をとる ) =うったえる(訴)
    1. [初出の実例]「上ぢゃ程に下を訟ゆるに負れども、やがてさと云を変改め大事なきぞ」(出典:土井本周易抄(1477)一)
    2. 「汝浅からず親をあはれみ、ひとへに天道にうったゆる事」(出典:御伽草子・七草草紙(室町末))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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