詠め事(読み)ながめごと

精選版 日本国語大辞典 「詠め事」の意味・読み・例文・類語

ながめ‐ごと【詠事・詠言】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 長く声を引いてことばや歌を詠じること。また、そのことばや歌。
    1. [初出の実例]「伊等尾(いとみ)新室の宴に因りて、二たりのみ子等に燭(ひとも)さ令め、仍りて、詠辞(ながめごと)を挙げ令めき」(出典播磨風土記(715頃)美嚢)
  3. 歌を作ること。詠歌。また、その催し。
    1. [初出の実例]「十五夜の御歌の中に、故殿へながめごとおはしますと聞えしに」(出典:俊成卿女集(1233頃か))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む