詰め牢(読み)ツメロウ

デジタル大辞泉 「詰め牢」の意味・読み・例文・類語

つめ‐ろう〔‐ラウ|‐ロウ〕【詰め×牢/詰め籠】

やっとからだが入るくらいの狭い牢。
「地へは七尺掘り入れ上三尺の―に」〈浄・出世景清

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「詰め牢」の意味・読み・例文・類語

つめ‐ろう‥ラウ【詰牢・詰籠ロウ】

  1. 〘 名詞 〙 ようやくからだが入るぐらいの狭い牢。
    1. [初出の実例]「大納言殿をば定平朝臣の宿所に、一間なる所を攻籠(ツメロウ)の如に拵て、押籠奉る」(出典太平記(14C後)一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android