語口(読み)かたりくち

精選版 日本国語大辞典 「語口」の意味・読み・例文・類語

かたり‐くち【語口】

〘名〙 落語浄瑠璃などを語るときの調子態度。転じて、一般的に話しかけるときの調子、態度などにもいう。語りぶり。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)前「せんにんとは浄るりのみそをあげて、かたりくちをむりに上手めかして、わがままにかたりくづすたぐひ也」
※アド・バルーン(1946)〈織田作之助〉「当人にしか面白くないやうな子供の頃の話を、ポソポソと不景気な語り口で語ってみたところで仕方がない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android