説出世部(読み)せつしゅっせぶ(その他表記)Lokottaravādin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「説出世部」の意味・わかりやすい解説

説出世部
せつしゅっせぶ
Lokottaravādin

釈尊死後 300年頃,仏教教団は 20部派に分れたが,説出世部はそのうち一つで,大衆部から分れた。世間の法はことごとく仮の法であって実体がなく,出世間の法だけが実有であると説いている。

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