誰か烏の雌雄を知らん(読み)たれかからすのしゆうをしらん

精選版 日本国語大辞典 「誰か烏の雌雄を知らん」の意味・読み・例文・類語

たれ【誰】 か 烏(からす)の雌雄(しゆう)を知(し)らん

  1. ( 「詩経小雅正月」の「具曰予聖、誰知烏之雌雄」から ) 烏の雄(おす)(めす)区別を誰がつけられようか。人の心や、物事の是非、善悪などなかなか判定しにくいものであるの意。
    1. [初出の実例]「誰か烏の雌雄を知らんとやうに、貫一は冷然として嘯けり」(出典:金色夜叉(1897‐98)〈尾崎紅葉〉後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む