請用(読み)しょうよう

精選版 日本国語大辞典 「請用」の意味・読み・例文・類語

しょう‐よう シャウ‥【請用】

〘名〙
① 加持・祈祷などのために、僧侶修験者などが招かれること。
延喜式(927)二一「凡興福寺維摩会〈略〉其聴衆九月中旬僧綱簡定、先経藤原氏長者定之。但専寺僧十人待彼寺送名簿請用」
雑談集(1305)四「心請用(シャウヨウ)不浄説法は隙無くしけれども」
② 人を招待すること。
御伽草子鴉鷺合戦物語(室町中)「ありがたの、ただいまのしゃうようや、あなありがたのしゃうようやな」

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デジタル大辞泉 「請用」の意味・読み・例文・類語

しょう‐よう〔シヤウ‐〕【請用】

[名](スル)加持・祈祷きとうなどをしてもらうために、僧・修験者しゅげんじゃなどを招くこと。

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