日本歴史地名大系 「諏訪原村」の解説 諏訪原村すわばらむら 鹿児島県:曾於郡輝北町諏訪原村[現在地名]輝北町諏訪原市成(いちなり)村の北東に位置し、梅(うめ)ヶ渡(わたり)川などが流れる。近世は市成郷に属した。寛文四年(一六六四)の郡村高辻帳には末吉(すえよし)郷として諏訪原村とあり、高六八三石余。「三州御治世要覧」によれば、延享(一七四四―四八)頃の高一千三一二石余。旧高旧領取調帳では高一千三一八石余。山王宮は「薩隅日地理纂考」に日吉神社とあり、上梁文に長禄二年(一四五八)建立と記される。諏訪原村の岡崎(おかざき)にあり、明治以後は日枝神社とよばれ、牛馬神として信仰された(市成村郷土誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by