諏訪山新田
すわやましんでん
[現在地名]聖籠町諏訪山
北は山倉新田、南は大夫新田と接し、東に新発田川が流れる。元禄一二年(一六九九)の新田開発年限届出帳(新発田市立図書館蔵)に明暦元年(一六五五)の開発とあり、同年の聖籠新川開削に伴う開村と考えられる。村名はトウハクという百姓が周辺の開田に功があったため、彼が信仰した諏訪明神にちなんで新発田藩主から諏訪姓を受けたのを起源とすると伝え、宝積院観音堂には慶長一三年(一六〇八)銘の諏訪氏寄進の鈴が残る。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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