坂口仁一郎(読み)サカグチ ジンイチロウ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「坂口仁一郎」の解説

坂口 仁一郎
サカグチ ジンイチロウ


肩書
衆院議員

別名
号=坂口 五峰(サカグチ ゴホウ)

生年月日
安政6年1月3日(1859年)

出生地
越後国中蒲原郡阿賀浦村(新潟県)

経歴
家は越後の大地主。漢学を修め、明治7年上京して同人社で英語を学んだ。米商会社の頭取となり、帰郷して県会議員、18年議長。米穀取引所理事を務め、35年以来衆院議員当選8回。日露戦争従軍憲政会新潟支部長のほか新潟新聞社長を務めた。一方漢詩随筆家として名高く、著書に「北越詩話」(上下)、漢詩集「五峰遺稿」(上中下)がある。

受賞
勲四等

没年月日
大正12年11月2日

家族
五男=坂口 安吾(作家) 孫=坂口 綱男(写真家)

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「坂口仁一郎」の解説

坂口 仁一郎
サカグチ ニイチロウ

明治・大正期の漢詩人,随筆家 衆院議員。



生年
安政6年1月3日(1859年)

没年
大正12(1923)年11月2日

出生地
越後国中蒲原郡阿賀浦村(新潟県)

主な受賞名〔年〕
勲四等

経歴
家は越後の大地主。漢学を修め、明治7年上京して同人社で英語を学んだ。米商会社の頭取となり、帰郷して県会議員、18年議長。米穀取引所理事を務め、35年以来衆院議員当選8回。日露戦争に従軍。憲政会新潟支部長のほか新潟新聞社長を務めた。一方漢詩、随筆家として名高く、著書に「北越詩話」(上下)、漢詩集「五峰遺稿」(上中下)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂口仁一郎」の解説

坂口仁一郎 さかぐち-にいちろう

1859-1923 明治-大正時代の政治家,漢詩人。
安政6年1月3日生まれ。坂口安吾の父。家は代々越後(えちご)(新潟県)蒲原(かんばら)郡の富農大野恥堂にまなぶ。県会議員をへて,明治35年衆議院議員(当選8回,憲政会)。この間24年新潟新聞社長となり,終生つとめた。編著「北越詩話」で知られる。大正12年11月2日死去。65歳。字(あざな)は思道。号は五峰。名は「じんいちろう」ともよむ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android