諸白小路(読み)もろはくこうじ

日本歴史地名大系 「諸白小路」の解説

諸白小路
もろはくこうじ

[現在地名]小田原市みなみ町二丁目

筋違橋すじかいばし町と山角やまかく町の間を東海道から南に西海子小路さいかちこうじに通る横町。文政図(小田原市立図書館蔵)に小路名がみえる。「風土記稿」はむかし諸白酒醸造者が住んだといい、享保一一年(一七二六)の「誠話採筆」は稲葉正則の時代に大坂より諸白屋の倅を呼び寄せて筋違橋町で諸白を造らせ、その屋敷は今の入木茂平次居宅の由と伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android