諸羂(読み)もろわな

精選版 日本国語大辞典 「諸羂」の意味・読み・例文・類語

もろ‐わな【諸羂・諸輪奈】

  1. 〘 名詞 〙 緒、紐などの結び方の一つ状箱の紐、また素襖直垂胸紐の結び方で左右対称に輪をつくって結ぶ。
    1. [初出の実例]「又懸紙に加て開函蓋て納表て、覆蓋て以檀紙四枚裹之〈〈略〉仮紙裹布施之、聊以細紙て諸輪奈に結之〉」(出典山槐記‐治承四年(1180)二月一八日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android