日本歴史地名大系 「諸術調所跡」の解説 諸術調所跡しよじゆつしらべしよあと 北海道:渡島支庁函館市旧函館区地区函館松蔭町諸術調所跡[現在地名]函館市弥生町箱館奉行所が安政三年(一八五六)に設立した洋学の研究教育施設で、蝦夷地の開拓と警備に必要な人材育成を目指した。教授には五稜(ごりよう)郭設計で有名な伊予大洲藩出身の武田斐三郎成章が就任。御役所の坂(現基坂)西の斐三郎役宅の隣家を買って舎屋とした。万延元年(一八六〇)箱館全図では盛岡藩留守居所の裏手(松蔭町)に「諸術調所」とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by