参天台五台山記(読み)さんてんだいごだいさんき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

参天台五台山記
さんてんだいごだいさんき

平安時代の僧,成尋入宋に関する旅行記。8巻。延久4 (1072) 年に 62歳で入宋し,翌年まで巡礼した。当時の海路交通や宋の仏教事情などが書かれている。

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世界大百科事典 第2版の解説

さんてんだいごだいさんき【参天台五台山記】

天台宗の僧成尋(じようじん)の入宋日記。8巻。成尋は1072年(延久4)3月,頼縁ら5人と中国へ渡った。6月天台山の諸寺を巡拝,次いで都汴京(べんけい)の太平興国寺伝法院に滞在し,11月五台山の諸寺を巡拝,再び伝法院に戻って僧侶や官吏と交流をもち,皇帝の知遇を得,宮中で祈雨の法を修して効験があった。73年6月,成尋を除く5人が先に帰国の途に就くまでの滞在中の公私にわたる事がらが克明に記され,宋代の社会や仏教の実態を知るうえで貴重である。

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大辞林 第三版の解説

さんてんだいごだいさんき【参天台五台山記】

1072~73年、成尋じようじんが入宋し、天台山・五台山などを巡礼した際の記録。八巻。

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精選版 日本国語大辞典の解説

さんてんだいごだいさんき【参天台五台山記】

平安後期の紀行。八巻。成尋著。延久四~五年(一〇七二‐七三)成立。作者が入宋して天台山、五台山などを巡歴したことと、その前後の経験、見聞を記す。当時の中国仏教の実情や地理、風俗などを伝える資料として重要。

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