謡講(読み)ウタイコウ

デジタル大辞泉 「謡講」の意味・読み・例文・類語

うたい‐こう〔うたひ‐〕【謡講】

謡曲仲間が日を決めて集まり稽古をする会。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「謡講」の意味・読み・例文・類語

うたい‐こううたひ‥【謡講】

  1. 〘 名詞 〙 同好の人々が日を定めて集まり、謡曲をうたいあう会。謡仲間の寄り合い。中世武士公家の間で行なわれ、近世にはいると町人の間にも広まった。
    1. [初出の実例]「こんとのよりあひも、うたひかうにてあれかし」(出典:実隆公記‐文明七年(1475)七月二八日至三〇日紙背)
    2. 「こよひ丸屋のうたひ講にいったれば」(出典:浄瑠璃・心中二枚絵草紙(1706頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android