護摩札(読み)ゴマフダ

デジタル大辞泉 「護摩札」の意味・読み・例文・類語

ごま‐ふだ【護摩札】

護摩をたいて祈り、本尊霊験を宿らせたとする護符

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精選版 日本国語大辞典 「護摩札」の意味・読み・例文・類語

ごま‐ふだ【護摩札】

  1. 〘 名詞 〙 護摩をたいて仏に祈り、その仏の霊験を宿らせた札。
    1. [初出の実例]「差当り成田不動の護摩札(ゴマフダ)でも振り廻すところである」(出典銃後(1913)〈桜井忠温〉二二)

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世界大百科事典(旧版)内の護摩札の言及

【護摩】より

…護摩のときに護摩木(ごまぎ)に添えて,施主や参列者の祈願を記した木を焼くが,これを添護摩(そえごま)という。修法の目的・趣旨を板片や紙に記したものを護摩札(ごまふだ)といい,護符に用いられる。また,護摩木の燃え残りや灰を服用したりお守りとする信仰も広く行われ,かつて高野山奥の院の護摩の灰は最も有名であったが,悪用されたことから悪人の代名詞となった。…

※「護摩札」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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