讃岐神社(読み)さぬきじんじや

日本歴史地名大系 「讃岐神社」の解説

讃岐神社
さぬきじんじや

[現在地名]広陵町大字三吉

三吉みつよしの北部、巣山古墳すやまこふん南西に鎮座する。旧村社。祭神太玉ふとだま命。社伝によると、もと大国魂おおくにたま神・大物主おおものぬし神・倉稲魂うかのみたま神を祀り、中世箸尾はしお(現広陵町)城主藤原為春が広瀬ひろせ神社(現奈良県河合町)の祭神を勧請し南川合みなみかわい明神とも称したという。当地は「和名抄」広瀬郡散吉さぬき郷に比定され、「延喜式」神名帳の同郡「讃岐神社」とされる。「三代実録」元慶七年(八八三)一二月二日条に、大和国正六位上散吉大建命神・散吉伊能城神に従五位下を授けたことがみえるが、神名帳の祭神数と異なる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android