日本歴史地名大系 「谷中片町」の解説 谷中片町やなかかたまち 東京都:台東区旧下谷区地区谷中片町[現在地名]台東区谷中(やなか)五丁目道を隔てて谷中感応寺(やなかかんのうじ)古門前町の西にあり、南は海蔵(かいぞう)院、北は谷中七面前(やなかしちめんまえ)町、西は龍泉(りゆうせん)寺・谷中町村分(寛永寺領畑地)。町奉行の支配地で東西一四間余・南北七四間余、片側町。文政九年(一八二六)の家数二五、うち家守六・地借五・店借一四。小さな町なので谷中感応寺古門前町と組合をつくって町役などを勤めている。武家拝領屋敷は元禄一二年(一六九九)に市川五兵衛ら七名が一二〇坪ずつ拝領、その後異動があって文政九年時の地主は九名である。町内南角の三五坪余と北角より二軒目の三一坪余は年貢地で代官所に年貢を上納した(文政町方書上・「御府内備考」)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by