谷之口村(読み)たにのくちむら

日本歴史地名大系 「谷之口村」の解説

谷之口村
たにのくちむら

[現在地名]南郷町谷之口

なか村の西に位置する。西方橋之口はしのくち村境から当村に入る南郷川が村の中央を北東へ流れ、津屋野つやの村に至る。同川に沿うように油津あぶらつ(現日南市)南方みなみかた(現串間市)を結ぶ間道(串間往還)が走り、運輸と水利の便はよかったが一方で水害は多かった(日向地誌)。古今検地目録(日向国史)によると慶長一〇年(一六〇五)には高四〇〇石余・田畑屋敷三八町三反余、寛保二年(一七四二)には高六四七石余・田畑屋敷四二町一反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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