谷定村(読み)たにさだむら

日本歴史地名大系 「谷定村」の解説

谷定村
たにさだむら

[現在地名]鶴岡市谷定

金谷かなや村の南東母狩ほかり山東麓にある。古くはたに村といったという。金峯修験逆峰の道筋にあたっており、谷山道と書いてタンサドとなまり、やがて谷定となったと伝えられる(黄金村史)。前九年の役で敗れた安倍宗任の母が逃れて来て、山麓に一庵を結んだことが村の起りとする伝説がある。その末裔は安倍をはばかり、今も阿部を名乗り(「阿部家譜」阿部文書)、正月に門松を飾らない古俗を伝える。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録に村名がみえ、高六七〇石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む