谷田川(読み)やたがわ

日本歴史地名大系 「谷田川」の解説

谷田川
やたがわ

千代田ちよだ町の木崎きざきから流れ出し、明和めいわ村・館林市の境界付近を東流し、板倉町の海老瀬えびせ地先で渡良瀬遊水池に入り、渡良瀬川に合流する。流路延長二二キロの一級河川。「和名抄」に記載される邑楽郡八田やた郷を流れていたことから谷田川といわれるようになったと考えられる。弘化三年(一八四六)写の宝福寺縁起(宝福寺蔵)によると、延暦二〇年(八〇一)坂上田村麻呂が蝦夷征討の時、矢の根を洗ったので矢田川と命名され、その後谷田川となったとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android