豊原遺跡(読み)とよはらいせき

日本歴史地名大系 「豊原遺跡」の解説

豊原遺跡
とよはらいせき

[現在地名]酒田市豊原 福桝田

豊原集落の北方、標高一〇・五メートルの水田にあり、東約四〇〇メートルは城輪柵きのわのさく遺跡。平安時代から明治時代までの遺跡で、昭和五七年(一九八二)に発掘調査された。平安時代中期中葉と鎌倉―室町時代の掘立柱建物跡八棟・土壙三九基・井戸一基・製鉄遺構二基・溝、耕地整理以前の水田遺構が発見された。完掘した製鉄遺構は東西約五メートル、南北約一メートルの長楕円形で、鞴の羽口と多量の鉄滓が伴出した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android