日本歴史地名大系 「豊後国荘園公領史料集成」の解説
豊後国荘園公領史料集成
ぶんごのくにしようえんこうりようしりようしゆうせい
一二冊 渡辺澄夫編 別府大学付属図書館 昭和五九年―平成七年刊(予定)
構成 (一)豊後国田染荘・田原別符史料、(二)豊後国来縄郷・小野荘・草地荘・都甲荘・真玉荘・臼野荘・香々地荘史料、(三)豊後国国東郷・竹田津荘・伊美荘・岐部荘・姫島・武蔵郷史料、(四)上―豊後国安岐郷・八坂(上・下・新)荘・山香郷史料、(四)下―豊後国日出荘・大神・藤原荘・朝見郷・石垣荘(同別符)・竈門荘・由布院史料、(五)上―豊後国荏隈郷・勝津留・笠和郷・賀来荘・阿南荘史料、(五)下―豊後国稙田荘・津守荘(勾保)・判田郷・戸次荘・丹生津留畠地・高田荘・毛井村・大佐井郷・小佐井郷史料、(六)豊後国佐賀郷・丹生荘・臼杵荘・佐伯荘・柴山村史料、(七)上―豊後国大野荘・三重郷・野津院・井田郷史料、(七)下―豊後国緒方荘・直入郷・入田郷・朽網郷史料、(八)上―豊後国長野荘(本荘・新荘=球珠荘)・古後郷・山田郷・帆足郷・飯田郷史料、(八)下―豊後国日田荘・宇佐宮領五ヶ所(附得善名)・大肥荘・津江山、補遺豊後国史料・各巻補遺・続補遺史料
解説 従来の庄園研究から庄園公領制研究へと大きく転換した学界の流れに応じて発刊されたもので、豊後八郡内の庄園・公領すべてについて集録したものである。昭和五九年の「豊後国田染荘・田原別符史料」の発刊以来、現在まで一一巻が刊行されている。最終巻は日田市郡を中心に、続補遺として豊後国史料および各巻の補遺が収録されることになっている。既刊の史料集より採録範囲が広い。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報