日本歴史地名大系 「豊橋東南部古窯跡群」の解説 豊橋東南部古窯跡群とよはしとうなんぶこようせきぐん 愛知県:豊橋市豊橋東南部古窯跡群梅田(うめだ)川の多くの支流は、高師(たかし)原・天伯(てんぱく)原とよばれる洪積台地を開析して多くの支谷を形成している。これらの台地上に五〇基余りの古窯跡が存在しており、大きく二つの群に分けることができる。一つは梅田川の支流である大坪(おおつぼ)川と境川の流域に分布し、二七基の須恵器窯からなり、一里山(いちりやま)古窯跡群ともよばれている。一つは梅田川と国道一号が出会う辺りの、赤石(あかいし)山脈の南端である弓張(ゆみはり)山系の西南麓と梅田川左岸の台地上に分布していて二四基の灰釉陶器窯が知られている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報