豊田白山神社(読み)とよたしらやまじんじや

日本歴史地名大系 「豊田白山神社」の解説

豊田白山神社
とよたしらやまじんじや

[現在地名]金沢市三社町

江戸時代三社さんじやと総称された地域のほぼ中心に鎮座。旧村社。三社神社・三社の宮と称される。祭神は菊理姫命・応神天皇・武甕槌命。泰澄が白山三所明神を勧請して三社権現と称したと伝え、戸板といた郷三社村ほか七ヵ村の産土神とされた(貞享二年寺社由緒書上・石川県神社誌)。元禄七年(一六九四)縁起(加能郷土辞彙)では祭神を白山権現本地観音菩薩・八幡本地阿弥陀如来・春日本地薬師如来とする。もとは西念新保さいねんしんぼ村に鎮座していたが、広岡ひろおか村に移転し、さらに明暦元年(一六五五)三社村に移されたとの由緒も伝わる(常光寺記・加能郷土辞彙)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android