豊益新田村(読み)とよますしんでんむら

日本歴史地名大系 「豊益新田村」の解説

豊益新田村
とよますしんでんむら

[現在地名]阿南市豊益町

桑野くわの川河口に位置し、北は同川を境に辰巳たつみ新田村。宝暦六年(一七五六)柳島やなぎじま村の伊勢権左衛門が名負切替の下札を下付され、西路見さいろみ村の海岸部の開発に着手、以後代々新田の開発に従事、天保二年(一八三一)福村ふくむら新田と名付けられた。その後新田はしだいに拡大し、同七年西路見村の支配から離れ豊益新田と改称したという。伊勢家は新田一村統治の名主に任じられた(富岡町志)。しかし嘉永七年(一八五四)当新田は小松島浦井上甚太郎に売渡された(「譲渡申新田一円規定書物」井上家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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