日本歴史地名大系 「豊科町」の解説 豊科町とよしなまち 長野県:南安曇郡豊科町面積:三七・九七平方キロ松本市の北に接し、南安曇郡の中央部に位置。郡の中心都市、地方事務所の所在地。大字高家(たきべ)・南穂高(みなみほたか)は梓(あずさ)川左岸、旧梓川の河床である中曾根(なかぞね)川沿いに展開する村落で、大字豊科は松本から大町(おおまち)市に向かう糸魚川(いといがわ)道沿いに展開する街村。梓川扇状地の中央部に位置しているため地下水が低く、灌漑用水である真鳥羽堰(しんとばせぎ)(成相古堰)も梓川の流末にあるため田用水に苦しんできた地域である。第二次世界大戦後、松本市に近いためベッドタウン化し、豊科町の町部を中心に、立石(たていし)・辰巳原(たつみはら)・アルプス区等に住宅が造成され、また糸魚川道沿いに新産業都市計画に基づき工場が多く建てられている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by