象海豹(読み)ぞうあざらし

精選版 日本国語大辞典 「象海豹」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐あざらし ザウ‥【象海豹】

〘名〙 アザラシ科ゾウアザラシ属の哺乳類。雄は体長四~五メートル、体重二トン以上だが、雌は体長約三メートル、体重七〇〇~九〇〇キログラムで、雌雄差がいちじるしい。雄は成長すると、鼻部が長く伸びて袋状となり、繁殖期の雄同士の闘争さい、声を響鳴させて威嚇する。体色はねずみ色の地肌に茶灰色の短毛が生じ、成長するにつれて毛が抜け皮膚が裸出することが多い。繁殖期には一頭の雄が多数の雌を囲い込む。南極大陸周辺の島々で繁殖するミナミゾウアザラシと、北アメリカカリフォルニアからメキシコ沿岸で繁殖するキタゾウアザラシの二種がいる。はなながあざらし。

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デジタル大辞泉 「象海豹」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐あざらし〔ザウ‐〕【象海豹】

アザラシ科の哺乳類の総称。巨大な海獣で、雄は体長6.5メートル、体重3.5トンに達する。長い鼻を膨らませて大きな声を立てる。北アメリカの太平洋岸にキタゾウアザラシ、南極海を取り巻く島々にミナミゾウアザラシが分布

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動植物名よみかた辞典 普及版 「象海豹」の解説

象海豹 (ゾウアザラシ)

動物。アザラシ科ゾウアザラシ属に含まれる動物の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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