かい‐ふきかひ‥【貝吹】
- 〘 名詞 〙
- ① 法螺貝を吹き鳴らし合図をしたり、号令を発したりすること。また、その役の人。
- [初出の実例]「此用途は、大仏殿警固并貝吹之酒肴の料足に入候」(出典:東大寺文書‐元弘三年(1333)六月八日・東大寺納所賢俊等連署利銭借用状)
- ② 中世奈良の寺領荘園で、犯罪人を処罰する時、法螺貝を吹くこと。穢気を払うことを目的にした。
- [初出の実例]「衆中の貝吹竹坊順良生害了」(出典:多聞院日記‐天正一二年(1584)一二月三日)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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