貝吹(読み)かいふき

精選版 日本国語大辞典 「貝吹」の意味・読み・例文・類語

かい‐ふきかひ‥【貝吹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 法螺貝を吹き鳴らし合図をしたり、号令を発したりすること。また、その役の人。
    1. [初出の実例]「此用途は、大仏殿警固并貝吹之酒肴の料足に入候」(出典:東大寺文書‐元弘三年(1333)六月八日・東大寺納所賢俊等連署利銭借用状)
  3. 中世奈良の寺領荘園で、犯罪人を処罰する時、法螺貝を吹くこと。穢気を払うことを目的にした。
    1. [初出の実例]「衆中の貝吹竹坊順良生害了」(出典:多聞院日記‐天正一二年(1584)一二月三日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む