衆中(読み)しゅうちゅう

大辞林 第三版の解説

しゅうちゅう【衆中】

しゅちゅう【衆中】

〔「しゅぢゅう」とも〕
大勢の人々。 「一町の-、是を取り持ち/浮世草子・武家義理物語 5
中世、奈良興福寺の衆徒の称。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

しゅう‐ちゅう【衆中】

〘名〙
① 江戸時代、評定所で事を審議する役人たち。評定衆(ひょうじょうしゅう)
※随筆・折たく柴の記(1716頃)下「八月四日に評定所に召して、衆中と相議せしに」

しゅ‐ちゅう【衆中】

〘名〙 (「しゅぢゅう」とも)
① 多くの人のなか。また、おおぜいの仲間。
※観智院本三宝絵(984)中「みだりがはしく衆中にまじりゐるといへば」
※宇治拾遺(1221頃)一二「さりながら衆中にてかく云事を、なにとも答へざらむも口惜と思て」
② 中世、奈良興福寺の寺住衆徒(じじゅうしゅと)をいう。武器を持って社頭や寺門を防御し、奈良市中を警固、武力闘争や犯罪人の検断を行なった。
※経覚私要鈔‐応永二二年(1415)一一月一二日「去年天満祭礼不参之間、悉召抜装束了、而両人為衆中押而免除云々」

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