貝桶渡(読み)かいおけわたし

精選版 日本国語大辞典 「貝桶渡」の意味・読み・例文・類語

かいおけ‐わたしかひをけ‥【貝桶渡】

  1. 〘 名詞 〙 嫁入り作法一つ。嫁入り道貝の貝桶を、嫁側から嫁入り先に受け渡しする作法。また、その人。
    1. [初出の実例]「いづれ娌取(よめどり)て〈略〉貝桶(カイオケ)わたし、奉公雛の置所、腰巻仕たる女長柄加への品を盛り」(出典浮世草子好色二代男(1684)四)

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