貝櫓(読み)カイヤグラ

デジタル大辞泉 「貝櫓」の意味・読み・例文・類語

かい‐やぐら〔かひ‐〕【貝×櫓/蜃楼】

《「蜃」をハマグリと解して、「蜃楼」を訓読みにした語》蜃気楼しんきろうのこと。貝楼 春》

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精選版 日本国語大辞典 「貝櫓」の意味・読み・例文・類語

かい‐やぐらかひ‥【貝櫓・蜃気楼】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「蜃」を蛤と理解して、「蜃楼」の訓読 ) 蜃気楼(しんきろう)をいう。貝楼。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「蜃楼 カヰヤグラ カイシロ 蜃者介虫蛟之属。春夏間嘘気成楼台城郭之状又謂之海市」(出典:書言字考節用集(1717)一)

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