責め場(読み)せめば

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「責め場」の意味・わかりやすい解説

責め場
せめば

歌舞伎の一局面。男女の主要な役が,悪役に責めさいなまれる場面をいう。殺人にいたる過程が独自の展開をみせたもので,元禄期 (1690前後) からみられる。その初期には,責められる側の哀れさと,責める悪役の憎さの拡大が主眼であったが,化政期 (1804~30) から幕末にかけての退廃期にいたると,加虐的なエロティシズムが好まれて強調されるようになった。鍼灸責め,雪責め,琴責め,蛇責め,牢問い (拷問) などがある。

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