悪役(読み)アクヤク

デジタル大辞泉 「悪役」の意味・読み・例文・類語

あく‐やく【悪役】

映画芝居などの悪人の役。敵役かたきやく悪形あくがた
(比喩的に)人に憎まれる役回り。「悪役にまわる」
[類語]敵役悪玉憎まれ役ヒール

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「悪役」の意味・読み・例文・類語

あく‐やく【悪役】

  1. 〘 名詞 〙 演劇、映画などで、悪人に扮する役柄。また、それを演ずる人。転じて、実際生活で、憎まれる立場にある人。悪形(あくがた)悪人方。敵役(かたきやく)
    1. [初出の実例]「北条一族が、事件の表面にあらわれて、悪役を演じていないかぎり」(出典:小説平家(1965‐67)〈花田清輝〉二)

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世界大百科事典(旧版)内の悪役の言及

【敵役】より

…またそれを専門に演ずる俳優をいう。今日では演劇一般,映画でも使われ,〈悪役〉ともいう。元禄時代には敵役(てきやく),悪人方,悪方(いやがた)ともいっていたが,のちに〈かたきやく〉という呼び方におちついた。…

※「悪役」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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