…第1回目の校正,すなわち初校がすむと,その校正刷りには〈要再校〉と記して印刷所に返され,第2回目を再校,第3回目を三校と呼び,必要に応じて回数が重ねられる。かくて校正が完了した場合,これを校了といい,校了にするにあたり,とくに一部分に残存する訂正個所を念のために見る校正を念校,印刷所に差換えの責任を負わせて校了にするものを責任校了,略して責了と呼ぶ。なお,校正刷りへの書入れは,赤インキまたは赤系統の色でなされるので,それを俗に赤字という。…
※「責了」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」