貸看板(読み)カシカンバン

デジタル大辞泉 「貸看板」の意味・読み・例文・類語

かし‐かんばん【貸(し)看板】

江戸時代武家中間ちゅうげんに貸与して着せた家紋付きの法被はっぴなどの衣服
取引所免許をもつ仲買人がその権利を貸すこと。

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精選版 日本国語大辞典 「貸看板」の意味・読み・例文・類語

かし‐かんばん【貸看板】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 武家で、中間(ちゅうげん)に貸して着用させた、その家の印のついた法被(はっぴ)および紺無地の着物
    1. [初出の実例]「ぐそく代持ってかしかんばんで逃げ」(出典:雑俳・柳多留‐一七(1782))
  3. 免許を持っている仲買人がその権利を貸すこと。〔取引所用語字彙(1917)〕

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