賀志郷(読み)かしごう

日本歴史地名大系 「賀志郷」の解説

賀志郷
かしごう

和名抄」にみえる郷名。同書の高山寺本・東急本・名博本・元和古活字本ともに上県郡のうちとして記載されるが、これは下県郡の誤りである。諸本とも賀志と記し、訓を欠くが、遺称地の現美津島みつしま町加志、また同所に鎮座する太祝詞ふとのりと神社が中世に賀志大明神とあることから(康安二年八月一九日「宗宗慶書下」与良郷宗家判物写)カシであろう。その郷域は遺称地の現美津島町域西部(箕方から尾崎まで)および現厳原いづはら町北西部(阿連)と推定するのが(日本地理志料)、妥当である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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