賀谷村(読み)がやむら

日本歴史地名大系 「賀谷村」の解説

賀谷村
がやむら

[現在地名]美津島町賀谷

蘆浦よしがうら村の北に位置し、対馬海峡に面する。「津島紀略」では我耶と訓じる。文明三年(一四七一)宗貞国が筑前国にあって対馬の兵を募っていた頃、賊将鈴木氏がこの隙を狙って対馬に侵攻したため、留守の兵の抗戦も劣勢を余儀なくされ、鵞谷がや村が取られたという。しかし宗四郎がはかりごとにより鈴木氏を討ち、横瀬某の戦功があって賊をことごとく敗死させ、貞国の帰国後に賞されたと伝える(対州編年略)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android