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対馬海峡 つしまかいきょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

対馬海峡
つしまかいきょう

長崎県,対馬壱岐との間の海峡。対馬海峡東水道とも呼ばれ,これに対して朝鮮半島と対馬との間の朝鮮海峡は対馬海峡西水道と呼ばれる。冬季,対馬海流がこの両水道 (広義の対馬海峡) を北上し,日本海からの冷水塊との間に潮目を形成すると,豊漁期になる。東水道はイカ漁が多く,西水道はタイなど多種の漁獲がある。日本海の出入口にあたり軍事上でも重要な水道で,日露戦争の対馬沖海戦で知られている。西水道には,第2次世界大戦後マッカーサーライン (1945~52) および李承晩ライン (52~65) などの漁業制限ラインが,対馬にごく接近して設けられた。

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デジタル大辞泉の解説

つしま‐かいきょう〔‐カイケフ〕【対馬海峡】

長崎県対馬壱岐(いき)間の東水道、および対馬・朝鮮半島間の西水道の総称。一般には東水道をさし、西水道を朝鮮海峡とよぶ。

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百科事典マイペディアの解説

対馬海峡【つしまかいきょう】

朝鮮海峡

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世界大百科事典 第2版の解説

つしまかいきょう【対馬海峡】

九州と朝鮮半島の間の海峡。中央に横たわる対馬の東,壱岐までの間を東水道,対馬の西を西水道ともいう。狭義の対馬海峡は東水道を指し,西水道を朝鮮海峡ということもある。両水道とも幅は最短部で50km。黒潮から分かれた対馬海流が日本海へ北上し,西水道には水深200m,延長60km以上の浸食谷がみられる。日本有数のイカ漁場で,一本釣漁業が盛んである。古代から大陸・半島文化が日本へ伝わる海上の道であり,またモンゴルの日本侵攻や日本からの半島攻略の経路でもあった。

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大辞林 第三版の解説

つしまかいきょう【対馬海峡】

対馬と壱岐との間の海峡。対馬海峡東水道。広義には朝鮮海峡(対馬海峡西水道)を含めていう。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔長崎県〕対馬海峡(つしまかいきょう)


長崎県対馬と壱岐(いき)島の間の海峡。東(ひがし)水道とも。幅約50km。最大水深135m。一般には対馬西方の西水道(朝鮮海峡)を含めて使われ、さらに広義には壱岐水道を含めて本州西岸・九州北岸から朝鮮半島南岸までの海峡部をさすこともある。古来、朝鮮半島から九州北岸に至る重要な航路として知られた。現在、下関(しものせき)港・博多(はかた)港と韓国(かんこく)のプサン(釜山(ふざん))港を結ぶ国際フェリー航路や博多港から壱岐・対馬への航路がある。一帯はイカ・アジ・サバなどの好漁場。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

対馬海峡
つしまかいきょう

長崎県壱岐(いき)と対馬の間の海域をいう。海上保安庁海洋情報部(旧水路部)発行の海図では、壱岐と対馬の間の海域を対馬海峡東水道とし、対馬と朝鮮半島との間の海域を対馬海峡西水道としている。しかし、一般にはこの東水道を対馬海峡、西水道を朝鮮海峡とよんでいる。対馬海峡は幅約50キロメートルの水域で、対馬暖流が北上し、水面温度は、夏季に27~28℃、冬季に13~14℃が示される。この海域は古来、大陸と日本とをつなぐ航路としてきわめて重要な役割を果たした。現在、博多(はかた)(福岡市)から厳原(いづはら)(対馬市厳原町)、比田勝(対馬市上対馬町)との間にフェリーを通じている。また、イカの一本釣り漁場で、漁期には漁火(いさりび)でにぎわう。[石井泰義]
『平口哲夫著「朝鮮・対馬海峡沿岸の古代捕鯨」(『日本海セトロジー研究』1号所収・1991・日本海セトロジー研究会) ▽国分直一著『北の道 南の道――日本文化と海上の道』(1992・第一書房) ▽小泉実著『スケッチで綴る島へんろ』(1997・日本図書刊行会、近代文芸社発売) ▽松村劭著『海から見た日本の防衛――対馬海峡の戦史に学ぶ』(PHP新書)』

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