質草(読み)シチグサ

デジタル大辞泉 「質草」の意味・読み・例文・類語

しち‐ぐさ【質草/質種】

質に入れる品物質物しちもつしちだね。「腕時計を―に金を借りる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「質草」の意味・読み・例文・類語

しち‐ぐさ【質草・質種】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しちくさ」とも ) 質に入れる品物。質物。しちだね。くさ。
    1. [初出の実例]「捨られし身は心うやつら ながさるる質のしちくさ古ければ〈秀吉〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)五)
    2. 「酒を買うにも銭が一文ねへが、しちくさもなし」(出典:咄本・無事志有意(1798)富士講)

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世界大百科事典(旧版)内の質草の言及

【質屋】より

…一般の人々に家財,衣服や商品などの動産を質草として主として小口消費資金を融通する庶民金融機関。1895年に〈質屋取締法〉が制定され,長い間取締りの基礎となっていたが,1950年に公布された〈質屋営業法〉によって取締法は廃止された。…

※「質草」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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