最新 地学事典 「質量分別」の解説
しつりょうぶんべつ
質量分別
mass fractionation
同位体間の質量差のために,蒸発(凝縮)・溶解(晶出)・拡散・同位体交換反応等,種々の物理的・化学的過程で同位体が分離されること。同位体分別(isotope fractionation)とも。原子の振動エネルギーが質量に依存するために生じる。相対質量差と温度に依存し,軽元素および低温で顕著になる。安定同位体地球化学ではH, C, N, O, Sなどの質量分別を,地学過程における物質の挙動や成因,古温度の推定などに利用する。
執筆者:高岡 宣雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

