贏余(読み)エイヨ

デジタル大辞泉 「贏余」の意味・読み・例文・類語

えい‐よ【×贏余】

あまり。残余剰余余贏
銭財つくして―を存せず」〈中村訳・西国立志編

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精選版 日本国語大辞典 「贏余」の意味・読み・例文・類語

えい‐よ【贏余】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「贏」はあまるの意 )
  2. 物のあまり。使い残り。残り。
    1. [初出の実例]「自陳夫壻本薄福、山田贏余菜与蔬、不父子六箇腹、前年水旱田荒蕪」(出典:寛斎先生遺稿(1821)二・窮婦嘆)
    2. [その他の文献]〔漢書‐疏広伝〕
  3. 余分にもうけた利益。もうけ。
    1. [初出の実例]「雖使楮価踊貴、而於書賈頗有贏余焉」(出典:読本・南総里見八犬伝(1814‐42)六)
  4. 太陰暦閏月(うるうづき)。暦の上の季節と実際の季節とのずれを調整するため、二回繰り返された、その二度目の月。

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