剰余(読み)じょうよ

精選版 日本国語大辞典 「剰余」の意味・読み・例文・類語

じょう‐よ【剰余】

〘名〙
① (「剰」も「余」も、あまりの意) 残り。あまり。余分。余剰。〔仏和法律字彙(1886)〕
※土(1910)〈長塚節一八「毎日藁を使って居れば四五銭づつの剰余(ジョウヨ)を得る理由(わけ)ではあるが」
数学で、割算のあまり。割り切れる場合は0とする。あまり。〔数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書(1889)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「剰余」の意味・読み・例文・類語

じょう‐よ【剰余】

あまり。余分。「剰余物資」
割り算のあまり。割りきれないで残った数。
[類語]余り残り残余残部残物余剰余分余計余裕端数おこぼれはした半端ざん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「剰余」の読み・字形・画数・意味

【剰余】じようよ

余り。

字通「剰」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の剰余の言及

【資本】より

…だからこそWを価値どおりに買いW′を価値どおりに売っても,なおかつ利潤をあげることができる。
[剰余と利潤]
 それでは利潤の根拠は何か。もともと人間は生きていくのに欠くべからざるもの以上の剰余を生産することができる。…

※「剰余」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android