赤井橋村(読み)あかいばしむら

日本歴史地名大系 「赤井橋村」の解説

赤井橋村
あかいばしむら

[現在地名]豊浦町赤橋あかはし

北は多斎ださい新田、東は大伝だいでん新田。加治かじ川の段丘端の字たて中世の在地土豪赤橋玄蕃が在館したという赤橋館跡がある。周辺に殿様屋敷とのさまやしき館屋敷たてやしきなどの地字があり、木戸口きどぐちには土塁が残る。赤橋玄蕃は戦国末期の新発田合戦では新発田重家方となり上杉景勝に敵対したが、文禄三年(一五九四)の定納員数目録の上杉氏の家臣団のうちにその名があることから、合戦ののち許されたと思われる。慶長三年(一五九八)新発田藩領となり、当時の御領内高付帳(新発田市史資料)に赤橋とあり、七〇三石一斗三升。同一〇年の給知方村々高目録(同資料)には赤井橋村とあり、毛付六一三石六斗余・荒二二一石九升余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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