赤井谷地
あかいやち
[現在地名]会津若松市湊町赤井
猪苗代湖の北西、湖岸より西へ約一・三キロ、標高五二〇メートルの所にある。北は旧二本松街道が通り、南は水田地帯を経て赤井集落、東は笹山原、西は大窪山。古猪苗代湖の時代にはその一部分であった。洪積世の特殊な地形で、その後は旧河食谷が溺れたものらしい。谷地は東西約一キロ・南北約二キロであるが、そのうち南北九四〇メートル・東西七一〇メートルのほぼ楕円形の四五・〇七ヘクタールの字北浅野原が、昭和三年(一九二八)に赤井谷地沼野植物群落として国指定天然記念物となる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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